コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.039

400年振り閏年、日経新聞はSystem Walker
 昨日2月29日は400年振りの大閏年、日経新聞に着目しました。当たり前ですが、400年前の日経新聞はありません。大阪的お笑いネタは、33面の首都圏経済ですね。東京都庁関係の記事が並ぶ紙面の下半分に、全国銀行協会が、「東京都の新税について、銀行からの意見」を掲載しています。例の外形標準課税に対し、「公平・中立・簡素」の3原則から意見広告を発表しています。

 全面広告の多くは、現在の株価を牽引しているIT産業関連企業が広告主です。4面にNEC、6面にFUJITSU、10面 PANASONIC、20と21面にIBM、34面にNTT東日本、36面にEPSONと目白押しです。やはり、400年の一度の貴重な閏年2000.2.29の日付の重要性と使い道をわきまえていました。

 FUJITSUの全面広告のコピーが眼を引きました。「リーディング・カンパニーが選んだ最新テクノロジー採用のシステム管理ツール、System Walker」と、システム・ランナーでなくシステム・ウォーカーと言うネーミングの魅力が満載されているようです。コンピューター・ネットワーキング・システムもエアロビックな外形痩身でスリムアップな姿勢が、市場の賛同を得る時代になりました。

 外形肥満で胴太な徳利姿勢な方は、まずウォーキングで脂肪をエアロに燃やしましょう。Walkには、歩く意味の他に、暮らし方や社会的地位と言った意味合いも含まれています。そう言えば、FUJITSUのパソコンはずっと、高倉健さんが宣伝に採用されています。「あなたのビジョンをかたちに」が富士通のテーマとか。かたちは外形、外形はスリム、スリムは高倉健と言うことですね。

 東京再生プロジェクトが「産業振興ビジョン」、このビジョンをかたちに表現できるスターを探しましょう。外形痩身スリム、知的でエアロビック、団塊世代で大阪出身、ジョージチャキリスのように野性的でソリューショナル、そんな男と吉永小百合さんをペアにして、皇居回りをチャレプロ印ウォーキングシューズを履いてSystem Walker。

 <あなたのビジョンをかたちに 、走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/03/01)




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