コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.037

走る歩く立場から街づくりに参画していこう、走り屋・道楽衆
 昨日27日は、埼玉戸田の競艇所回りで開催された大会で、約2千人に混じって21キロを走りました。天気は晴れ、微風、気温低めで絶好のコンディションです。東京五輪の時のボート競場で、一度は行きたいと思っていました。代々木からヤマハに乗るて、池袋から戸田橋を渡って会場に着きました。周辺道路は交通規制がかかっていました。すでに、10キロの部や親子ペアの部が始まっていました。

 2月23日の都庁で開催された「まち研」での木谷部長のプレゼンとその後の意見交換、さらに2次会の盛り上がりを私なりに、建設業界に伝えたいと言うことで、建設通信新聞の連載に紹介します。25日の夕方、事務局の建設局公園部の松浦課長を訪ねて、正式名称が「東京の自治とまちづくりを考える会」と言うこと、23日は約50人が参加して、その4割が民間の方々であったことなど教えて頂きました。

 日本のジョッギング文化の父とも言える、群馬大学教育学部教授の山西先生がランナーたちに語っています。「私たちランナーは生活の香りのする人になり、道路や公園を走って行こう!私たちランナーは、走る歩く立場から街づくりに参画していこう」、このメッセージを実践するのが、私たち走り屋・道楽衆です。ちっぽけなグループですが、正面切ってランニングと街づくりを結び付ける活動は本邦初の快挙です。

 街を走って見ると、歩いているだけでは見えないことが見えてきます。体の行動の自由度が増すと、街の見方も広がります。放置自転車が邪魔です。車道と歩道の段差も気になります。水飲み場のある公園、日陰のある歩道、トイレ・・と、ある面で街のジョッギング愛好者はマイナーな障害者の視点を持つことができます。

 東京が産業振興で危機突破して、今以上のジョッギング愛好者に優しい街に全面展開されるよう、私の百走談はまだまだ走り続けます。

 <街づくりにジョッギング愛好者の視点を、走り屋・道楽衆 走談家 藤田 俊英> (00/02/28)




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