コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.031

千代田城周回ウォーキング、チャレ・プロ・シューズが大人気
皇居は大手濠添いの歩道で、昼休みジョッギング愛好家をカウントしました。1時間に約500人の方々がジョッギング姿で、通過しました。その内、女性は40人程度です。大半は、近くのオフィスで働くホワイトワーカーですね。外国人が4人、観光客か勤め人かよくわかりません。一日だと、どれぐらいの人数になるのか、暖かくなったら数えに行きます。

 ジョッギングに混じって、ウォーキングを楽しんでいる方々が目に付きました。それなりのウェアにウォーキングシューズを履いた人、ウォーキングシューズだけ履き替えた人、普通のビジネスウェアに革靴の人とタイプはいろいろ。たんに歩いているだけの人と、腕振りに注意が行っている、腕が振れている所が異なります。早く歩くのでなく、腕をきちんと肘から振って歩く、これがウォーキングです。

今も昔も、皇居は東京観光の中心ですね。日比谷濠の皇居外苑え大型観光バスから降りて、二重橋をバックに記念写真を撮って、適当にブラブラしてバスに戻る。こんな観光形態では、せっかくの家康ご自慢の世界一安全安心な千代田城回りコースが有効利用されませんね。こんだけ、元気な高齢者志向が強まっていますから、ここは一丁、一周5キロをウォーキングする「冥土への土産話」を皇居観光客にプレゼントしてはいかがでしょうか。

   簡単な話。今進んでいるチャレンジ・プロジェクトのシンボルマークと銀杏マークをデザインしたウォーキングシューズ「千代田城」を製造し、ハトバスの乗り場で販売します。ハトバスのコースに一周5キロを組み込んで、ウォーキング指導員の講習をうけたガイドさんが案内します。完歩した方々には、石原都知事の認定証を差し上げます。シューズは丸の内仲通りの有名ブランドショップでも、販売します。商店にも売り上げアップなプレゼントです。

「千代田城」は国内外の故郷に帰った方々の自慢話と相まって、そらもうどえらい評判。「達者な内に皇居回りジョッギング」が、高齢者の東京都市観光のメインイベントになって、普段から足腰のエクササイズに励むのが高齢者とその予備軍に大流行となります。おかげで、鳴り物入りの介護保険は、あと十年もしたら、さっぱりで閑古鳥の鳴く始末。

 <元気に三途の川を泳いで渡らせる・走談家 藤田 俊英> (00/02/17)




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