コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.030

高齢少子な日本、思いっきり子供に任せて、高齢予備軍は走り三昧
 昨日15日の日経産業新聞23面に、どえらい記事が出ていました。「15歳CEOのお知恵拝借、ジョンソン氏をアドバイザーに、フューチャーインスティテュート」の見出しです。氏は9歳の時、パソコンで挨拶状・印刷するサービスを初めて、起業家の仲間入り。現在、高校に通いながら、迷惑メール遮断サービスを手がけるマイ・イージー・メール社の最高経営責任者・CEOを努めている。

 日本の子供向けパソコン教室運営会社が、氏をアドバイザリーボードのメンバーに迎える。「情報教育や起業家育成で一歩先行く米国の事業ノウハウを吸収したい」として起用に踏み切ったとの記事です。ちょいと伏し目がちな顔写真が縦長の楕円形に収まっています。15歳の顔写真が日経産業新聞に載るのは珍しいことです。

 CEOで恐れられているのが、日産のカルロス・ゴーン氏ですね。こちらも、見た目以上に若く、確か40歳代で「技術のニッサン」の再建に荒治療中ですが、今一つ二っ三社の売れ行きは、はかばかしくないようです。ゴーンさんの顔が怖すぎて、消費者も祟りを恐れて日産から飛散しているのでしょうか。

 そう言えば、日本人は大人になるまでは、学校教科の成績が米国よりも良いとか、野球の日米対抗でもアメリカよりも強いとか聞きます。アメリカの子供に出来ることは、日本の子供にも当然できるはずです。アメリカの大人ができることも、日本の大人はできませんが、日本の子供なら出来るかもしれません。

 と言う私なりの日米子供比較トレンドアナリシスで、チャレンジ・プロジェクトとして、秋葉原に渋谷のビットバレーに優る「TOP−Field:Teens-Office-Park」を創造して、21世紀の日本を思いっきり子供に任せようを提案します。高齢小子社会って、有り余る高齢者の値打ちが下がり、希少価値の子供の値打ちが上がる社会なんですね。安値の高齢者は、日々健康ジョッギングに勤しんで、高値の子供たちの産業振興なチャレンジ・プロジェクトの足を引っ張らないようにしましょう。

 <Teensにデジタルオフィスパークを提案・走談家 藤田 俊英> (00/02/16)




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