コラム道楽衆:「走談家・藤田の胸算用」 No.014

9月15日は関ヶ原合戦400周年、脚自慢の家康が大勝利
 シドニー五輪は9月15日に開会式です。今から、楽しみです。この日は、400年前に西美濃の関ヶ原で天下分け目の合戦がありました。ご存じ、家康が大勝しました。その後、江戸に戻った家康は矢継ぎ早に街道整備を急がせています。翌年1601の1月は東海道に伝馬制を布き、1602年は中山道に伝馬制を布き、1603年はお江戸日本橋を修復し、1604年は五街道に一里塚を設置させました。

 昨年7月、建設省と運輸省が政策で協力して、新たな都市づくりを目指す「都市観光を創る会」が設立しました。役員欄に多くの市長が名を連ねています。当然、都下の市長の名前は見つかりません。私の実家の桑名市長も役員理事になっています。それで、2001年が東海道の伝馬制の制定400周年と言う事で、桑名に新たな都市観光を創る事になりました。

 東海道53次は、駅伝ですと53区間です。日本橋から41区間と42区間の中継点が桑名の宿でした。となると噺は簡単、桑名の都心を巡る42キロのシティマラソンを開催すれば、家康の意向にも沿った都市観光が創れます。

 さて東京で考えて見ましょう。五街道の起点は日本橋、ここから第1中継所が品川、新宿、板橋、千住で、江戸4宿と言われていました。日本橋から品川、新宿、板橋、千住と4宿を巡って日本橋に戻ると、なんと約42キロです。別に走るだけでなく、歩いても、自転車でも、一人でも、駅伝でも良いのです。「お江戸日本橋と4宿を巡るチャレンジ・町人脚自慢」プロジェクトが創れました。

 これに呼応して、五街道のチャレンジーな宿場にも脚自慢を、東京からプロジェクティブに呼びかけます。東京チャレンジ・プロジェクトが全国各地の街道と宿場町に力強い日本の心臓の鼓動を伝えます。危機突破・戦略プランの番外苗にいかがでしょうか。今回はチャレンジ・プロジェクトに提案する前に「広場」で走談しました。

 <「家康・街道・宿場町〜脚自慢」 町創り走り屋・道楽衆 藤田 俊英> (00/02/03)




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